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行事予定
≪5月/6月予定表≫
5月23~26日 第1学期中間考査 5月26日 県総体ミーティング② 5月27~29日 県高校総体 6月2日 校内実力判定テスト (普通科3年) 6月7日~ クラス保護者会 6月7~9日 中国高校陸上 10日前 6月17~19日 中国高校陸上 (山口県) 6月24~26日 県選手権 (カンコースタジアム) その他のジャンル
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先週の金曜日から日曜日にかけて、中国四国の大学生の中では最も大きな大会である「中国四国学生陸上競技対校選手権大会」(中四国インカレ)が地元岡山のカンコースタジアムで開催されました。
この大会は、9月におこなわれる全日本インカレの予選も兼ねております。我々高校生でいうところの「県高校総体」「中国高校陸上」といったところでしょうか。 選手たちも土曜日の午前中は先輩方の応援を兼ねて試合観戦し、私自身も競技役員として参加させていただきました。 本校の卒業生も出場しており、各大学の代表として、それぞれで頑張っていました。 その中で、10種競技に出場した本校のOB選手がまさに死力を尽くした闘いを見せてくれました。 この選手は前回大会のチャンピオンで、昨年は全日本インカレにも出場しています。本大会も2連覇は濃厚で大会新記録の大幅更新と中四国学生記録に迫る記録が期待されていました。 が、しかしです。・・・2種目目の走り幅跳びの助走の時にふとももに激痛が走り、走るのもままならない状態に陥りました。多分、一般的にいわれている「肉離れ」を引き起こしたのだと思います。 彼は4年前、このカンコースタジアムでおこなれた「県高校総体」でも同じ「肉離れ」を引き起こし、(確かこの大会と同じ2種目目の走り幅跳びのあとだったと思います。)残りの6種目を痛みを抱えながら乗り切り、2連覇を達成しました。 今回は明らかに高校時のそれとは症状が悪く、とても残りの8種目を乗り越えられるとは思いませんでした。(残りの8種目とは、砲丸投げ・走り高跳び・400m・110mハードル・円盤投げ・棒高跳び・やり投げ・1500m) しかし、彼はチャレンジしたのです。走り高跳びについてはたった5歩ぐらいの助走で驚異的な跳躍を見せました。400mについては走ることもままならない状態にもかかわらず、足を引きずりながら完走。400mのあとは、歩くこともできずに担架で運ばれて医務室へ・・・ 次の日にさらに5種目が控えており、さすがにあきらめているかと思い、電話をすると(競技場にいなかったので)すでに高校時にも大変お世話になった治療院に向かっている途中でした。そこに悲壮感はまるでなく、「先生、ご心配をおかけしてすみません。明日もできる限り頑張りたいと思います。」と明るい声で返してくれました。 陸上競技の神様は、なぜここまで彼に「試練」を与えるのかと少し恨んでいた自分が情けなくなるぐらいの元気な声にとても「感動」しました。彼はこれを「試練」とは思っていないのかもしれません。もしくは「試練」は乗り越えられるものにしか与えられないということを自覚しているということ、このあとに大きな成長が待っているということも解っているのでしょうね。 また、彼は仲間やチームへの思いが人一倍強い男なので、その責任も強く感じていたに違いありません。 治療院の先生方の手厚い治療を受け(次の日の朝も治療していただきました。リバイブセンターの先生方、本当にありがとうございました。)、次の日を祈りながら待つしかありませんでした。 その2へ続く・・・
by kanzei-ekiden
| 2011-05-16 07:09
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